Posted by KeikoFukui at 02:27:13. Filed under: 風楽人つれづれ日記
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Tuesday, May 19, 2009
日傘をさした姿を想像して、海辺や草原の中でひろげた時に凧が飛んでいるようなシーンをイメージした。そのヴィジュアルはパンチがきいたシンボリックなものにしたい。数年前からテーマとしているー恋するアフリカーのシリーズをモチーフに展開した。なぜアフリカなのか?ある時パリで友人と落ち合って彼女のお気に入りの場所に連れてもらった。彼女は…
ストラスブルグ在住の仏アーテイストで時々パリに気分転換にるという。バステイーユの近くだったと思うが小さなアフリカのクラフトの美術館だった。その時はテキスタイルが中心だったが力強く、家族に愛情を注ぐ母の思いが伝わる生命感あふれるものだった。ピカソがアフリカのお面を見て原始美術からキュービズムの運動につながるように不純のない創造の原点をそこに感じた。型紙を切ってデザインする仕事は削ぎ落としながらこれというラインに到達する。ネガとポジの絶妙のバランスを形にする。何も足さない。そんな気持ちで製作している。